こんにちは、富田です。
利益計算で致命的なダメージを受ける可能性があります。
特にFBA料金シミュレーターを使っている方には
知っておいて頂きたい利益計算のズレについて解説いたします。
セラーセントラルの在庫管理画面やトランザクションを
きちんと見ている方ならお気づきかもしれませんが
FBA料金シミュレーターやセラーセントラルの在庫管理画面に表示される金額だけで
利益計算を行うと
実際よりも利益が高く表示されてしまいます。
以下画像の赤枠の部分をご覧ください。
左側が仕入れ前にFBA料金シミュレーターで計算した想定利益額の計算画面
右側が販売した後に実際に受け取る金額を表す画面(トランザクション画面)となります。
この商品の場合14円のズレが出ています。
その原因は
販売手数料にあります。
FBA料金シミュレーターの計算には販売手数料にかかる消費税が含まれておりません。
ここで36円のズレが生じますが
代わりに
こちらに22円の月額保管料が含まれているため
36-22=14となり14円の差額となります。
この仕組みには下記の経緯がございます。
以前は
サービスを提供する側(Amazon)が消費税の課税対象となっており
さらに、Amazonは本社所在地が米国であるため国外取引として不課税となっておりました。
2015年の税制改正により
サービスを受ける側(出品者)が消費税の課税対象となりました。
そのため
日本を拠点とした出品者には消費税が請求される仕組みへと変わったのです。
上記の内容を知らずに利益計算を行うと
思わぬ誤差が生じます。
今回の例では差額14円という結果でしたが
商品数が増えたり、高額商品を取り扱う場合には更に誤差が大きくなります。
そうなってくると
想定通りの利益を得ることができなくなってしまいます。
あなたの使っているツールの精度を見直し
ズレがある場合はどのようなズレがあるのかを把握して
上手にツールを使いこなしましょう。
次は面倒な「あの作業」は今日でお別れ!という記事を書きました。