こんにちは、富田です。
常に細かな価格変動が起こっております。
今回は、そんな価格設定についてのマインドをお話しします。
Amazonで販売する上で
特に初心者の方は
価格設定で悩むことが多いと思います。
最も多い悩みが
「これ以上値下げると利益が・・・」
といった内容です。
まず上記のような事態にならないためにも
工夫が必要です。
今回は2つほど手法を公開します。
1つは仕入の段階で利益率を低く見積もっておく
僕は想定売価から20%ほど低く見積もって
利益計算し仕入判断を行います。
予め保険を効かせておくことで
急な値下がりで動揺することは無くなります。
2つ目は出品者数の増減を予測する
これはモノレートを見ることで
ある程度の予測ができます。
例えばこのような場合
市場への商品の出回りが少なく
出品者数は下降傾向へ進み価格は高騰すると予測できます。

(クリックで拡大)
逆にこのような商品は危険です
今後も出品者が増加し
値崩れを起こすことが目に見えてます。

(クリックで拡大)
上記を駆使した上でも値崩れが起きてしまった商品は
・損切りをする
・価格復活を待つ
どちらかの選択を迫られますが
結論から申し上げますと
損切りしてでも早く売り切る方が得策です。
理由はたくさんありますが
まず、商品単位での損益計算ではなく
商品全体で利益を上げていきましょう。
例えば僕が100個の商品を仕入れても
100個の商品全部が黒字にはなりません。
おそらく5.6個の
赤字商品が発生するでしょう。
つまり
仕入日:○月○日
仕入商品:100個
黒字商品:95個
赤字商品:5個
合計利益○○万円
上記の例は「仕入日単位」になっておりますが
「月単位」でも良いと思います。
もう一つの理由が
資金回収です。
赤字商品、つまり
損益分岐点を下回った商品ですが
価格復活を待つ場合は
価格が復活する「確信」がなければ行いません。
値崩れが起こったことには原因があります。
代表的なものとして
・人気の低下
・ライバルの増加
・後継機の発売
などが挙げられます
逆に価格復活が起こる場合には
以下のような理由がなければ
難しいと言えます
・需要が高まり供給が追い付かない状況が起きる
(出品者数の減少による価格高騰)
・メディア効果
(○○解散、○○再結成、○○再放送、○○映画化)
・SNSで話題になる
(アメブロ・ツイッター・LINEニュース)
上記のような根拠がなく
「赤字になるのが嫌」
という理由だけであれば
損切りして次の仕入資金に回した方が
得策であるという考え方です。
このような考え方で
お金を増やしていきます。
更にシビアな内容に入っていきます。
在庫リスクです。
FBA出品であれば
在庫保管手数料が掛かります。
赤字商品になったということは
価格の下降期間も含めると
既に数ヶ月分の在庫保管手数料が
掛かっている場合がほとんどです。
ここから価格復活を待つとなると
あと何ヶ月分の
在庫保管手数料が発生するでしょうか
たとえば在庫保管手数料が100円の商品の場合
今売り切ってしまえば
-500円で済む商品でも
来月になれば-600円
再来月になれば-700円
さらに数ヶ月経つと・・・
と言っているうちに
今度はFBA長期在庫保管手数料というのが発生・・・
なんてことになってしまいます。
僕は絶対にやりませんが
あらためて考えると恐ろしいですね^^;
上記のようなことを考えながら日々生活するとなると
それだけで精神的に参りそうです。。
僕は今回の解説と同じような内容を
初心者時代に経験し
在庫リスクや販売価格には
かなり厳しく取り組んでおります。
まとめになりますが
●仕入基準が甘くなっていないか
●商品「全体」で利益を上げていく
●値崩れ商品は損切りをし、次の仕入資金を回収する
これらを取り組むと
損益分岐点を下回った程度で
動揺することもなくなり
精神的にも余裕が持てるようになります。
自由に楽しく取り組める「せどり」で
苦痛を感じていては本末転倒です。
是非、今回のマインドを参考にしてみて下さい^^
次は価格改定の鉄板戦略(ツール公開)という記事を書きました。