こんにちは、富田です。
無料の物ではなく有料の物を使った方が良い理由について解説いたします。
FBAで販売をするためには商品をAmazonの倉庫へ納品する必要があります。
そのため、納品用ダンボールは必需品と言えます。
ではどのような手法で
ダンボールを入手するのが一番良いのか
経費を削減していく理論を交えて解説を進めていきます。
納品ダンボールの規定
納品を行うためのダンボールは以下の通りAmazonによってサイズの上限が決められています。
寸法:50cmx60cmx50cm(160サイズ)
重量:30kg(商品を含む)
ダンボールを入手する方法
まずダンボールを入手するためには
大きく分けて以下2つの方法があります。
①無料でもらう
主に実店舗でもらえます。
・近所のスーパーなど
・店舗仕入れのお店
このような専用の置き場が用意されているお店もあります。

置き場が無い場合には
バックヤードに片付けられていることが多いため
店員さんに聞いてみましょう。
②有料で買う
以下のようなサイトを利用し注文、購入を行います。
→ ダンボールワン
注文先やロット数(注文数)によりますが
1枚あたり約260円前後で購入出来ます。
どちらの入手法が経費を削減できるのか
結論は「有料で買う」に軍配が上がりますので
詳しい理論を解説していきます。
FBAの納品では最大サイズが160サイズとなっております。
しかし、無料でもらえるダンボールでは
50cmx60cmx50cmピッタリのサイズを入手できる事はまず無く
納品に適したサイズとしては140サイズ前後の大きさとなります。
※例:ティッシュペーパー(スコッティ)のダンボールサイズ:47cm×47cm×37cm=131cm
そのため、①②のダンボールを比較すると大体このような状態となります。

次に送料を比較します。
ゆうパックを利用し
神奈川から東北, 関東, 信越, 北陸, 東海に送ると仮定すると
送料は以下の通りです。
140サイズ:1,610円
160サイズ:1,830円
160サイズ:1,830円
よって、1回の納品にかかる費用は以下のようになります。
140サイズ:ダンボール代0円+送料1,610円=1,610円
160サイズ:ダンボール代260円+送料1,830円=2,090円
160サイズ:ダンボール代260円+送料1,830円=2,090円
最後にそれぞれの箱にどれだけ物が入るのか容積を計算します。
容積の計算というのは
下図のような1cm³(立法センチメートル)の物体がダンボールに何個入るかという考え方です。

140サイズ:50×50×40=100,000cm³
160サイズ:50×50×60=150,000cm³
160サイズ:50×50×60=150,000cm³
さらに、1cm³あたりを何円で送れるのか計算します。
140サイズ:1,610円÷100,000cm³=0.0161円
160サイズ:2,090円÷150,000cm³=0.013933…円
160サイズ:2,090円÷150,000cm³=0.013933…円
つまり、購入した160サイズのダンボールを使う方が1cm³を安く送れるという結果になります。
サイズの大きいダンボールに出来るだけ多くの商品を詰めることで
送料÷商品数の分母が増えるということです。
また、ダンボールを買うことで以下のメリットも得られます。
・ダンボールをもらう手間が省ける
・家まで配達してもらえる
・ダンボールが綺麗で新しい
・希望した日に希望した数が揃う
さらに、納品時にはセラーセントラルにダンボールの寸法を記入する場面があります。
もらってくるダンボールでは1つ1つのサイズが揃わないため
毎度寸法をメジャーで測る必要があります。
しかし、購入したダンボールであれば
計らずとも50・60・50と記入するだけで済みます。
例外がある!?
ここまでの説明で
160サイズのダンボールを購入する利点を
お伝えいたしましたが例外となるケースが2つあります。
①超特殊な例
以下の条件を満した上でダンボールを入手できる場合
入手場所:近所のお店
ダンボールの質:非常によい
サイズ:160サイズ
その他:希望した日に希望した数を貰える
ダンボールの質:非常によい
サイズ:160サイズ
その他:希望した日に希望した数を貰える
なかなか難しいと思いますが
近隣店舗にこのような条件を安定的に引き受けてもらえるか
聞いてみるのも一つの手ではあります。
(先方にもメリットが無いと不可能に近いです)
②送料が0円の場合
納品送料が無料の際も例外となります。
先ほどの例で言えば納品にかかる費用が以下の通りとなるためです。
140サイズ:0円
160サイズ:260円(ダンボール代)
160サイズ:260円(ダンボール代)
FBA納品時の配送料が無料になるキャンペーンについては
こちらの記事にて解説を行っております。
まとめ
今回の解説で
無料やタダという言葉に捉われすぎず
正確に費用を計算する重要性が伝わったはずです。
せどりにおいて
資金で「手間を買う」「時間を買う」
という思考は非常に重要です。
「無料キャンペーン」などの魅力的な言葉を聞いた際にも
本当に得なのかを考える習慣を身につけましょう。
もちろん、非常にお得な場合もあります^^
今回は以上です。