こんにちは、富田です。
「まずは何から取り組めば良いのかわからない」
「仕入れ商品数が思うように集まらない」
という際に試していただきたい方針を解説いたします。
それは「一つのジャンルに拘ること」です。
他の方のブログ記事でも
「オールジャンルを極めると仕入れの幅が広がります」
「どんなものでもリサーチしてみましょう」
という記述を見かけます。
それはもちろん僕も同意いたしますが
オールジャンルに至るには段階がございます。
まずは「1つのジャンルに特化して仕入れる」ということをオススメします。
「得意なせどりジャンルは○○だ!」
と宣言できるほど極めてみましょう。
そして「極めたジャンル」を1つ2つと徐々に増やすと
オールジャンルに近づくという方針です。
例えば以下のように考えて極めるジャンルを定めましょう。
- IT系企業に務めたことがあるならば「PC周辺機器」
- 主婦の方なら「キッチン用品」
- 音楽好きの方なら「楽器」
- 車・バイク好きな方なら「カー・バイク用品」
興味が持てるものや既に商品知識があるものをオススメします。
そうすることによって以下のようなメリットが得られます。
①ジャンル全体の傾向が掴める
特化したいジャンルが定まれば短期間で深く商品と関わることになります。
例えば、イオンと西友など異なる店舗の商品配列に注目した場合
双方の家電コーナーで「最も目立つ位置」に同じ新製品が並べてあれば
「今注目されている新商品である」ということがわかります。
このように1つのジャンルに注目し深い興味を持つことで
以下のようなジャンル全体の傾向を素早くつかむことが可能となります。
- 人気のあるシリーズ
- 求められる商品の機能
- 需要のあるカラーの傾向
- 新商品や廃盤商品
これらの特徴を掴むことは
ランキングが低い商品や仕入れ対象外の価格を見抜く判断材料となり
少ないリサーチ数で仕入れ対象商品を見つけ出すことが出来るようになります。
また、電脳仕入れの場合には
ショップ名や検索する商品のキーワードを絞りやすくなるため
以前ご紹介した
→メルカリ仕入れの基本的な機能
→特定の出品者を狙った電脳仕入
の記事も参考にして調査を行うことで
効率良く短時間で利益の高い商品を見つけられます。
②商品ごとの知識が深まる
ジャンルを絞ることによって商品数が限られるため
「実際に扱った事のある商品」や「最近見かけたことのある商品」が増加します。
リサーチした事のある品が増えれば以下の内容が記憶でき
本来リサーチしなくてはわからない内容に予想がつきます。
- 仕入れ時の価格相場
- 販売時の価格相場
- ライバル数
- 商品サイズの区分
- 売れる頻度
始めからオールジャンルに拘りすぎてしまうと
見るべき商品が定まらず戸惑ったり
苦手なものや興味のないものに触れる時間が増えメンタル的にも疲労が募ります。
まずは興味の持てるジャンルに絞ることで
商品を見ることが楽しく感じられ
更に、あなたが普段から興味を持って視聴している
テレビやラジオでも「トレンド」が把握できます。
商品を購入して頂いたお客様にも親近感が生まれ
自然と真摯な対応が出来るという利点もあります。
あなたも興味が持てるジャンルから極めてみてはいかがでしょうか?
次は用語解説「●●コード」という記事を書きました。